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中国、食品輸入規制緩和の方針 温首相、宮城で言及

2011年5月21日18時47分

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写真:21日、宮城県名取市の被災地を訪れた中国の温家宝首相=古谷写す拡大21日、宮城県名取市の被災地を訪れた中国の温家宝首相=古谷写す

 来日した中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は19日、東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区を訪れ、福島第一原発の事故を受けた日本産食品の輸入規制について、「安全を確保できる条件の中で、農産品などの輸入規制を緩和させていきたい」と報道陣に語った。復興視察団や貿易投資促進を目的とする代表団を日本に派遣するほか、観光客の回復などに努める考えも示した。

 被災地を目にした温首相は「悲しい気持ちで心がいっぱいだ。中国政府と国民を代表し、心からお見舞いを申し上げる」と述べた。「日本の皆さんは自らの努力で、また国際社会の支援の下で、必ずや困難を克服し、家々を再建できると信じている」とも話した。

 中国では、宮城県女川町で中国人研修生20人を避難させ、自らは命を落とした日本人の行動が感動を呼んだ。温首相は「災難を前にして、どこの国の人とかを考えなかった。みんな友人、親戚だという考えだった。高く称賛したい。日本の皆さんの中国人民への友好感情を感じることができた」とたたえた。(古谷浩一)

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