2011年5月21日10時55分
東京電力福島第一原発の岸壁に21日午前、比較的低い濃度の放射能汚染水をためるのに使うメガフロート(大型浮体式構造物)が到着した。静岡市が海づり公園で使っていたのを提供。中が空洞になっており、約1万トン入れられる。
メガフロートは長さ136メートル、幅46メートル。15日に横浜港を離れ、福島県いわき市の小名浜港を20日夕方に出港していた。クレーンも装備されており、原子炉建屋を覆うカバーの鋼材の荷揚げなどにも活用する。
敷地内では汚染水をためる仮設タンクの設置も進められている。今後、経済産業省原子力安全・保安院の安全確認を経て、使い方を検討する。