2011年5月21日2時12分
東京電力福島第一原子力発電所1〜4号機の廃炉と7、8号機の増設中止の発表を受けて、福島県の佐藤雄平知事は20日、記者団の取材に対し「世界も注視をするような事故で、安全性についての信頼は完全に失われた。当然の結論だ」と述べた。
また、福島第一原発5、6号機と同第二原発の今後の運転についても「今の状況の中では当然、再開はありえない」と指摘。東電に対し「今の事態を一刻も早く収束させることに尽きる」と改めて求めた。
佐藤知事はこれまでも「県民の代表として、安全・安心の保てない原子力発電の稼働は今の段階ではありえない」と再稼働に否定的な見解を示してきた。