2011年5月20日21時23分
定期検査中の九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機の運転再開について、同県の伊藤祐一郎知事は20日、「国の保証が必要。福島の原発事故の原因と結果を分析し、県と地元の首長、議会、地域住民に公開の場で説明し、質問に答え、理解を得ることが必要だ」と述べた。定例記者会見で質問に答えた。
理解を得るべき「地元」の範囲について、伊藤知事は「薩摩川内市、隣接の市町、国が拡大するEPZ(防災対策重点地域)の範囲によって20〜30キロ内の市町村の地域住民」と説明した。また、凍結されている同原発3号機増設計画について、現段階では「手続きを進めるつもりはない」と改めて語った。