被災地３県の選挙、延期法が成立　参院

　東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の３県で６月１１日以降に任期満了を迎える１０市町村長選と１１市町村議選を９月２２日まで延期できる改正臨時特例法が２０日の参院本会議で全会一致で可決、成立した。

　ただし、片山善博総務相は、統一地方選での選挙を延期された４９市町村のうち１３市町村で９月までに選挙を実施できるめどが立っていない、と述べている。総務省は現地に職員を派遣して実態を調査し、必要であれば９月の選挙期限をさらに延長する法案を提出する考えだ。