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気仙沼、がれき脇で田植え「家失った親戚のためにも」

2011年5月20日3時1分

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写真:田植えをする齋藤豊さん(左)と妻文子さん=19日午後、宮城県気仙沼市、杉本康弘撮影拡大田植えをする齋藤豊さん(左)と妻文子さん=19日午後、宮城県気仙沼市、杉本康弘撮影

 宮城県気仙沼市最知で農業を営む齋藤豊さん(58)は19日、津波の被害を免れた田んぼで田植えを始めた。海岸近くに所有する約50アールのうち、40アールは津波で押し寄せたがれきに覆われたまま。辛うじて無事だった10アールに妻文子さん(55)と「ひとめぼれ」を植えた。「先祖代々受け継いだ大切な田んぼ。一粒一粒のコメを大切に育て、秋には家を流された親戚たちに食べさせたい」と話した。

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