2011年5月19日19時46分
FC東京の今野、鹿島の小笠原ら東北出身のJリーガー23人が19日、東日本大震災で被災した東北サッカー界を支援する組織を立ち上げた。名称は「東北人魂を持つJ選手の会」。
活動期間は1年間で、サッカー用品提供や子どもの試合招待、チャリティーオークションの開催、サッカーイベントへの選手派遣のほか、被災地のサッカー復興を支援する「東北サッカー未来募金」のPRを行う。
発起人の1人である今野は、宮城県で教室を開いたときの子どもの笑顔に逆に勇気づけられたという。「ボール一個で元気になれる。被災地のためにサッカーを頑張ろうと思うようになった」
小笠原は「東北人は我慢強い。環境さえ整えば、困難は乗り越えられる。将来Jリーガーになった子どもが、この会の活動を引き継いでくれればうれしい」と抱負を語る。今月中に、会の公式サイトを立ち上げる予定だ。