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東京・町田の量販店側が原因調査始める 震災で2人死亡

2011年5月18日11時3分

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写真:調査には、警視庁の捜査員らも立ち会った。奥に崩落したスロープが見える=18日午前8時51分、東京都町田市、多田晃子撮影拡大調査には、警視庁の捜査員らも立ち会った。奥に崩落したスロープが見える=18日午前8時51分、東京都町田市、多田晃子撮影

 東日本大震災で、東京都町田市の大型量販店「コストコ多摩境店」の駐車場のスロープが崩落して2人が死亡した事故で、コストコ側が依頼した設計会社による立ち入り調査が18日、同店で始まった。今後、スロープを解体して1カ月以上にわたり、崩落原因を調べるという。

 午前8時半ごろから、設計会社2社の担当者らが現場に入った。耐震基準以下の震度5弱で崩落し、設計や施工に問題があった可能性もあり、警視庁と市の担当者も立ち会った。

 南大沢署によると、3月11日の地震発生後、店舗の駐車場に向かう2階部分の鉄筋コンクリート製のスロープが崩れ落ち、真下の1階部分を走っていた車3台が下敷きになった。川崎市麻生区の長沢えい一さん(えいは金へんに英、当時74)と妻洋子さん(同66)が死亡したほか、計8人が重軽傷を負った。

 町田市によると、スロープは柱とはりで支えられていたが、柱とはりの接合部6カ所が破断していた。接合部の金属製プレートが壊れた可能性があるという。店舗は2002年完成で、市に提出されていた建築関係の書類に問題はなかったという。

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