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原発10キロ圏の海上捜索へ 浪江町の要請受け海保

2011年5月15日22時37分

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 海上自衛隊と海上保安庁は15日、福島第一原子力発電所に近い福島県浪江町沖の海上で16日に行方不明者の捜索を実施すると発表した。原発から半径10キロ圏内の海上での捜索は震災後初めて。町側が要請していた。

 海自と海保によると、捜索するのは浪江町の請戸漁港とその周辺海域。海保の捜索範囲には福島第一原発から5キロ以内の地点も含まれる。海保は漁港付近を中心に巡視船艇3隻が二手に分かれて航行しながら捜す。海自は護衛艦など2隻とヘリで原発の5〜20キロ圏内を捜索するという。

 東京電力が15日に海水の放射線量を測定し、安全性を確認した。海保は4月14日に福島第一原発の半径10〜30キロの海上で捜索したが、不明者は見つからなかった。

 捜索は一日で終わる見通し。15日現在、同町で行方の分かっていない人は137人いる。

 海保は15日までに青森県から福島県沿岸で208人の遺体を発見している。

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