2011年4月19日17時2分
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋に入った遠隔操作ロボットによる画像。右側に格納容器が置かれている。奥の搬入口は爆発で開いてしまっていた=17日、東京電力提供
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋に入った遠隔操作ロボットによる画像。奥には分電盤が見える=18日、東京電力提供
東京電力は19日、福島第一原発1〜3号機の原子炉建屋に入った遠隔操作ロボットが撮影した画像を公開した。1、3号機は17日、2号機は18日に撮影した。建屋内の詳しい状況が分かったのは初めて。
1号機では、ロボットは一辺約40メートルある建屋の奥まで入った。がれきが床に散乱し、奥に分電盤が見えた。
2号機の建屋内は湿度が90%を超え、監視用カメラが曇ってしまい、奥に進めなかった。二重扉の入り口近くの放射線量は毎時4.1ミリシーベルトだった。
3号機は、資材搬入口の二重扉が2枚とも開いて外とつながり、光が差し込んでいた。これまで、外の扉が開いていることは分かっていたが、内側の扉も爆発で壊れていた。