2011年5月9日21時46分
民主党の石井一副代表は9日、大型連休中にフィリピンでゴルフをして批判を受けた責任を取り、党の東日本大震災対策本部副本部長を辞任した。一緒にプレーした生方幸夫氏は衆院消費者問題特別委員長、那谷屋正義氏は参院総務委員長の辞職願を提出した。
石井氏らは「日本・フィリピン友好議員連盟」のメンバーとして、フィリピンを訪問し、5日にマニラ市内で現地の経済人らとゴルフをした。党執行部は震災対応が続くなかでのゴルフについて「極めて軽率な行為」(安住淳国対委員長)としてけじめを求めた。
石井氏は9日の党役員会で「迷惑をかけ議会人として反省している」と陳謝し、副本部長の辞表を提出したが、副代表や選対委員長は続投する意向だ。生方、那谷屋の両氏も9日、「国会運営に支障が出る」などとして、委員長職を辞任する意向を固めた。