被災地の金融機関向け低利融資、１７日開始　日銀が発表

　日本銀行は９日、東日本大震災の被災地にある金融機関に通常より低い金利で貸し出す新制度について、１回目の資金供給を１７日に実施すると発表した。この制度の融資総額は１兆円。返済まで１年間のお金を年０．１％の低金利で貸し出す。貸付日は２３日で、返済期日は来年５月２３日。

　大震災で被災した東北や関東地方の７県に営業所がある銀行や信用金庫、信用組合など約１８０の金融機関が対象。金融機関ごとの融資上限は１５００億円。資金需要が膨らめば融資の枠を広げる見通しだ。