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中部電、上越火力の運転前倒し検討 12年夏需要に備え

2011年5月9日19時40分

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 中部電力が、2013年1月に運転開始を予定していた新潟県上越市で建設中の上越火力発電所について、12年夏ごろに前倒しして運転をはじめる検討をしていることが分かった。浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の全炉停止は2〜3年は続きそうで、電力確保を急ぐ。

 上越火力は、震災リスクの分散化と、既存の大規模発電所から遠い長野県に効率送電するために、中部電が管外につくる初めての火力発電所。12年7月に出力59.5万キロワットの1番目の発電設備が運転を始め、14年5月までに計238万キロワットまで引き上げる計画だ。

 このうち、2番目として13年1月に運転を始める設備(59.5万キロワット)について、半年程度前倒しして動かし、12年夏の電力需要のピークに間に合わせる。

 12年には、日本経済の生産活動が回復し、中部地方でも今年以上により多くの電力が必要となる見込み。浜岡原発が全炉停止のままでは安定供給に不安が残ると判断したためだ。

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