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遅れた新学期、通学の足も確保 気仙沼線に振り替えバス

2011年5月9日11時20分

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写真:JR気仙沼線の振り替えバスに乗車する高校生たち=9日午前6時50分、宮城県南三陸町歌津、西畑志朗撮影拡大JR気仙沼線の振り替えバスに乗車する高校生たち=9日午前6時50分、宮城県南三陸町歌津、西畑志朗撮影

 東日本大震災で大きな被害を受けた、宮城県気仙沼市と同南三陸町を結ぶJR気仙沼線の臨時振り替えバスが9日、運行を始めた。沿線の学校は、この日から授業を再開。がれきに囲まれたバス停から乗り込んだ生徒たちは、1カ月遅れの新学期に臨んだ。

 振り替えバスは午前6時20分、南三陸町の避難所となっている志津川中学校を出発。志津川駅前や歌津駅前のバス停では、保護者らに車で送られて来た生徒たちがバスに乗り込んだ。満員のバスは約2時間かけて気仙沼市内に到着。最寄りのバス停で降り、校舎に向かった。

 南三陸町の三浦わかなさん(16)は家が流され、親戚宅から県立気仙沼高校に通う。「学校に行けるのを楽しみにしていた。クラスも変わるので新しい友達をつくりたい」と話した。(工藤隆治)

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