2011年5月9日1時1分
津波で壊滅的被害を受けた福島県南相馬市原町区では、倒壊した家屋のがれきの中に、カーネーションが置かれていた=8日午後4時58分、森井英二郎撮影
両親や兄と共に祖父母の仮埋葬地を訪れた鈴木和(のどか)ちゃん(6、右)。祖母の墓にはカーネーションを供え、「赤ちゃんのときに抱っこしてくれたおばあちゃんにあげる」と手を合わせた=8日午前、宮城県石巻市、諫山卓弥撮影
8日は母の日。津波で壊滅した福島県南相馬市原町区で、砂まじりの強風が吹き荒れる中、真っ赤なカーネーションが基礎だけになった家の跡に置かれていた。海から約1キロのこの周辺では、津波で亡くなった人や行方不明者もいて、線香や花束を置いて手を合わせる人もいた。