2011年5月3日16時41分
三菱UFJ信託銀行は、企業の株主が望めば、株主優待商品の相当額を義援金として東日本大震災の被災地におくるサービスを始める。6月以降に株主総会を開く企業を中心に提案しており、複数の企業が前向きに検討しているという。
株主優待は企業が株主に自社商品などを提供する制度。3月に開かれた12月期決算企業の株主総会では、株主から、配当金や株主優待商品を被災地支援にあてられないかという意見が相次いだという。
信託銀行は株主の登録などを請け負っている。三菱UFJ信託銀行は各企業の株主に対し、優待品を受け取るか、義援金としておくるかを選ぶはがきを送り、義援金を選んだ場合は優待品相当額を日本赤十字社に送る仕組みをつくる。(寺西和男)