2011年5月2日11時2分
東日本大震災の復興ビジョンを描く復興構想会議(議長・五百旗頭〈いおきべ〉真防衛大学校長)が2日、提言取りまとめに当たって被災地視察を始めた。この日は五百旗頭議長ら5人の委員が福島県を訪問した。福島を含めて構想会議の委員が3班に分かれ、4日に宮城県、7日に岩手県を訪問する。
五百旗頭氏らは2日午前、福島市の県自治会館会議室で佐藤雄平知事や、福島第一原発周辺の9市町村長と懇談。冒頭、五百旗頭氏は「福島は災害がなお続き、立て直しに向かうことが困難だ。被災地の心を受け止めて対応したい」とあいさつ。佐藤知事は「目に見えない、音も聞こえない放射能による災害をぜひ感じていただきたい」と語った。