2011年5月1日21時55分
松本剛明外相は1日、セネガルの首都ダカールで開かれた国際会議で「東日本大震災後も日本のアフリカ支援の方針は揺るがない」と述べ、政府の途上国援助(ODA)を継続する姿勢を強調した。
松本氏は08年の「第4回アフリカ開発会議(TICAD)」で日本が約束した支援策の進み具合を確認する閣僚級会合に出席。「2012年までにアフリカ向けODAを18億ドルに倍増させる」とした公約について、昨年分が20.5億ドルに達したことを説明した。
また、東日本大震災に関連し、年内に各国の防災担当者を日本に招いて、防災セミナーを開くことを表明。アフリカの16カ国から義援金が寄せられたことや南アフリカが救助チームを派遣したことなどを踏まえ、松本氏は各国の支援に謝意を表明した。(ダカール=松村愛)