2011年5月1日21時41分
避難所で暮らす子どもたちを励まそうと、1日、福島市のNPO法人ふくしま飛行協会が、あづま総合運動公園に避難している小中学生約30人を同市内で滑走路のあるふくしまスカイパークに招待した。
同パークは震災直後から、被災地を支援するヘリの中継地として使われてきた。この日も8機の自家用ヘリが集まり、うち3機は子どもらと記念撮影を終えると医師や看護師を乗せて宮城県石巻市へ向かった。
福島市で活動する民間パイロット室屋義秀さん(38)は、小型機による約15分間のアクロバット飛行を披露。子どもらは、スモークを吐き出しながら超低空飛行する機体に、夢中で手を振った。
家族6人で避難生活を送る桜井龍一君(10)は「連続回転する飛行機にはびっくりした。やっぱり、外で遊ぶのが楽しい」と笑顔だった。