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カキ養殖再開へ手携えて ボランティアが漁具回収 宮城

2011年5月1日5時0分

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【動画】宮城県・牡鹿半島でボランティアがカキ養殖用ブイなどを回収

写真:津波によって内陸に流された養殖用の漁具を、漁師とボランティアが回収にあたった=30日午後1時26分、宮城県石巻市小網倉浜、山本裕之撮影拡大津波によって内陸に流された養殖用の漁具を、漁師とボランティアが回収にあたった=30日午後1時26分、宮城県石巻市小網倉浜、山本裕之撮影

 津波の被害が大きかった宮城県・牡鹿半島にある小網倉浜、給分浜、小渕浜の3集落(石巻市)で30日、ボランティア約250人が内陸に散乱したカキ養殖用のブイなど漁具の回収にあたった。約4時間半でブイ2千個を集めた。

 ブイは高さ約1メートル、幅約55センチのラグビーボール形で重さは約15キロ。海岸だけでなく、沿岸から約500メートルの山林にもブイが流れ込み、地元漁師は困り果てていた。その様子を聞いた石巻市災害ボランティアセンターが「漁具回収プロジェクト」を企画し、県内外の大学生らが駆けつけた。

 がれきが散乱するなか、ボランティアは一列に並んでブイをリレー方式で手渡しして運び、漁港近くの空き地に集めた。カキ生産者の亀山長作さん(58)は「未来が見えないから力が入らなかったが、浜が片付くとやる気が出てくる」と話した。(藤崎麻里)

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