2011年4月29日22時5分
連合主催の第82回メーデー集会が29日、全国25都府県で開かれた。東日本大震災の被災地に配慮するとして、規模縮小や内容見直しの動きが広がり、東京・代々木公園であった中央大会もデモ行進やイベントを中止。参加者は主催者発表で約9千人と、昨年の約3万3千人から大幅に減った。
中央大会は「東日本大震災救援大集会」と題し、復興支援を前面に出した。古賀伸明会長はあいさつで「復興事業も含め雇用機会を創出していかなければならない」と述べた。また被災地から連合宮城の山崎透会長が参加し、「日が経つにつれ被災地事業所の廃業・休業に伴う雇用問題が顕在化している」と訴えた。会場には、茨城県産の野菜の販売所や、募金受付所も設置された。