2011年4月29日20時4分
文部科学省は29日、校庭の放射線量が暫定基準を上回り、屋外活動が制限されていた福島県内の学校9校のうち、7校が1回目の調査で基準を下回ったと発表した。もう一度測定して下回れば、屋外活動の制限は解除される。
7校は福島市と郡山市の小中学校と幼稚園、保育園。文科省は28日、避難区域などを除く地域で放射線量が心配される55校を調査。校庭で基準の毎時3.8マイクロシーベルトを超えたのは、伊達市の小学校2校だけになった。
文科省は19日に学校の汚染状況について調査結果を公表。13校で屋外活動が制限され、22日までの調査で9校に減っていた。