2011年4月29日1時27分
東日本大震災で被災した福島第一原発4号機の使用済み燃料プールで、水漏れのおそれが出ていた問題で、東京電力は28日の会見で、現時点で大量の漏水の可能性はないとの見方を明らかにした。
プールへの放水を続け、27日午後3時過ぎに満水になった後、20時間で水位が35センチ下がった。プール内の核燃料から出る熱で水が蒸発し、減ると予想された範囲に収まったという。
これまで、燃料を冷やすためにプールに入れた水が想定したほどたまっていなかったため、水漏れの可能性を調べていた。