2011年4月28日20時48分
東日本大震災による地盤沈下の影響で、宮城県の仙台平野で海抜0メートル以下の地域が地震前の5.3倍に広がっていることが、国土交通省と県の調査で分かった。堤防が失われた地域も多く、高潮などの被害の危険が高まっているとして県などが注意を呼びかけている。
上空の航空機からレーダーをあて、地表の高さを計測した。震災前、平均の海水面より低い地域は名取川周辺など約3平方キロだったが、地震後には阿武隈川両岸にかけて約16平方キロに拡大した。
また、大潮の満潮時に海水面より低くなる地域は、震災前の約32平方キロから震災後は約56平方キロになった。