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死者・不明者の口座情報を家族に提供 全銀協が窓口

2011年4月27日19時5分

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 全国銀行協会は、東日本大震災で死亡したり行方不明になったりした人の銀行口座情報を家族に提供する「被災者預金口座照会センター」を28日に開設する。家族の口座がどの銀行にあるのか分からず、生活資金をおろせないという声が被災地で多いことに応える。

 電話(0120・751・557)で祝日を除く月〜金曜日の午前9時から午後5時まで受け付ける。

 口座名義人の氏名、生年月日、住所、過去に住んでいた地域などの情報をもとに、全銀協が、口座がある可能性がある全国の銀行に該当口座の有無を調べるよう指示する。各銀行は、照会から10営業日をめどに調査を終え、口座が見つかれば家族に連絡する。

 問い合わせができるのは、震災で死亡したか不明になった人の家族のみ。これまでは、家族が各銀行の窓口を訪れて個別に問い合わせる必要があったが、電話で全銀協が一括して照会を受け付け、協会に加盟する全121銀行に調査を依頼してくれるので、負担が大幅に軽減される。

 全銀協は、死亡者や不明者の口座が見つかった場合に家族が死亡証明や相続に必要な書類などを用意しなくても預金を使えるよう、金融庁に特例措置を要望している。

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