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1号機の水棺作業着手 注水量増加、圧力変化など見極め

2011年4月27日13時5分

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 東京電力は27日午前、福島第一原発1号機の格納容器を水で満たす「水棺」作業に着手した。この日は注水量をいったん2.5倍に増やし、原子炉や格納容器の温度、圧力がどう変化するのか慎重に見極める。

 原子炉への注水はこれまで、毎時6トンほど。同日午前10時過ぎ、10トンに増やした。数時間様子を見てさらに14トンにする。テストには1日かかる見込みだ。遠隔操作のロボットを原子炉建屋内に入れ、漏れがないかを28日に確認、問題がなければ本格的に水棺の作業を始める。

 東電は26日にもロボットで原子炉建屋1階を調べ、原子炉停止後に燃料を冷却するためのポンプが置かれた部屋の入り口付近で毎時1120ミリシーベルトの高い放射線量を観測した。目立った水漏れはなかった。

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