2011年4月25日22時37分
楽天は25日、観客の安全確保を図るため、仙台市の本拠クリネックススタジアム(Kスタ)宮城の施設内に震度計を3基設置した。新幹線や都内の地下鉄などにも使われている高感度機器。職員が常にモニターを監視するため、球団関係者は「周辺の地震であれば緊急地震速報よりも早く察知でき、迅速に対応できる」としている。
楽天は29日に行われる本拠開幕戦を前に、防災マニュアルに地震対策を大幅に加え、より安全な避難経路の確認や、車いす席のうち5階の部分を廃止するなどの改良を行った。また、停電に対応するため、非常用ディーゼル発電機の燃料を従来の2〜4時間分から2日間分に増量している。