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岩手・大槌町、プレハブ仮役場で再出発

2011年4月25日12時32分

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写真:プレハブの仮庁舎が完成し、開所式が行われた大槌町役場=25日午前9時2分、岩手県大槌町、金子淳撮影拡大プレハブの仮庁舎が完成し、開所式が行われた大槌町役場=25日午前9時2分、岩手県大槌町、金子淳撮影

 津波で町長と町職員ら30人余りが犠牲になった岩手県大槌町でプレハブ庁舎の仮役場が完成し、25日、開所式があった。津波の浸水地域である市街地の大槌小学校の校庭に建てられた。

 岩手県は浸水地域での住宅の建設を禁止する方針だが、公共施設は禁じていない。東梅政昭副町長は「この場所しかなかった。おそらく長期間ここでの業務になる」と話した。緊急時には近くの高台に避難するという。

 仮庁舎は、2階建てのプレハブ7棟。うち1棟ずつに大槌消防署、釜石警察署大槌交番が入る。

 仮設住宅の申し込みに訪れた女性(55)は「津波をかぶったところで不安だが仕方ない。町民の望みは、行政がしっかりすること」と話した。

 開所式で、東梅副町長は「一歩ずつではあるが、復興に向け、歩み出している。いち早く町民が安心して暮らせるように町の再生をはかりたい」とあいさつした。(植松佳香)

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