2011年4月22日20時39分
岩手銀行は22日、東日本大震災の影響で2011年3月期の連結業績予想を下方修正した。純利益の見通しは、昨年5月時点の予想(53億2千万円)より約8割少ない11億円に引き下げた。被災企業などへの融資が回収できない恐れがあるため貸し倒れ引当金を約60億円積み増したほか、店舗修繕費などを約8億円計上したため。
3月末時点の自己資本比率(単体)は13%程度と高水準を維持できる見込みで、現時点では公的資金の申請は検討していないという。1株30円の期末配当も変更しない。