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津波で水没のF2戦闘機、分解調査へ 修理可能か見極め

2011年4月21日19時12分

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 防衛省は、津波被害を受けた航空自衛隊松島基地(宮城県)で水没したF2戦闘機18機を修理できるかどうか見極めるため、136億円の予算を投じて、分解調査に乗り出す。

 松島基地のF2は教育訓練用で、同基地に配備された18機すべてが深さ約2メートルの海水につかった。製造した三菱重工が機体を分解して検査する予定だが、修理は難しいとの見方が強く、防衛省幹部は「海水で電子機器やエンジンは全部ダメだろう。2機でも3機でも使えるようになればいいのだが」と嘆く。

 防衛省は、震災復旧のための2011年度第1次補正予算案に1890億円を計上する予定。このうちF2の分解調査費は112億円。12、13年度予算で計24億円を加え、計136億円となる見通しだ。新品のF2は1機120億円で、分解調査費は1機分の購入額を上回る。

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