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千年の桜、変わりなく 福島・三春「見に来て」

2011年4月21日5時1分

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写真:見頃となった三春滝桜を楽しむ人たち=20日午後3時10分、福島県三春町、小宮路勝撮影拡大見頃となった三春滝桜を楽しむ人たち=20日午後3時10分、福島県三春町、小宮路勝撮影

 東日本大震災で震度5強を観測した福島県三春町で、推定樹齢千年と言われる日本三大桜「三春滝桜」が無事に花を開き、見頃を迎えた。近くの道路に亀裂が入ったが、エドヒガンザクラの樹木に被害はなく、開花時期もほぼ例年並み。薄紅色の花をいっぱいにつけた枝を約25メートルにわたって広げている。

 今年は臨時バスや夜間ライトアップを中止。福島第一原発からは西に約50キロ離れているが、町観光協会によると、例年なら約30万人の観光客は5分の1ほどに減っている。全国からは桜の安否を気遣う声や激励のメッセージが電話で寄せられているという。担当者は「十分なもてなしはできませんが、元気な滝桜を見に来てください」と話している。(斎藤健一郎)

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