2011年4月20日10時55分
新燃岳(しんもえだけ)噴火の際は多くの支援をいただきました。でも、自分たちよりもっと大変な人たちがいる。今は「自分たちのことは自分たちで」を合言葉に、復興に向けて努力しています。
噴火後、空は1週間真っ暗でした。口蹄疫(こうていえき)を乗り越えたと思ったら鳥インフルエンザ、そして噴火です。1晩で5センチ以上の灰が積もり、どけてもきりがない。田んぼや、牛の飼料を栽培する畑も灰で覆われ、収穫は見込めないと言われた。明日が見えず、正直「死んでしまったほうがまし」と思った。そんな私たちを支えてくれたのは、全国からのご支援でした。
1人じゃないんだと分かったら、力がわいてきた。今も噴火は続き、梅雨になれば土石流も恐ろしい。それでも一歩一歩進むしかないのだと思っています。
みなさんのことも、世界中の人が心配しています。私たちも、わずかですが募金活動をしています。大変だと思います。でも必ず先は見えてきます。1人じゃない。頑張ってください。