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「メガネ支援隊」被災地で無償提供 全国から寄付受け

2011年4月19日21時42分

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写真:被災者の相談にのる「メガネ支援隊」=岩手県陸前高田市の第一中学校前、渡辺写す拡大被災者の相談にのる「メガネ支援隊」=岩手県陸前高田市の第一中学校前、渡辺写す

 秋田県横手市のメガネ店主がボランティアとともに、被災地の避難所を視力測定車で回り、眼鏡を無償で提供している。名づけて「メガネ支援隊」。

 眼鏡店「レ・メエル秋田」の店主鈴木重雄さん(59)らは震災直後から岩手県一関市、宮城県気仙沼市を回り、岩手県陸前高田市の第一中学校の避難所を訪問。車の前に、眼鏡を求める人が列をつくった。津波で自宅を流され、眼鏡を無くした同市の佐藤清信さん(41)は「避難所の生活で困っていた」と感謝した。

 同店のホームページなどで眼鏡を送って欲しいと呼びかけると、メーカーや個人から数百個が寄せられた。店の商品と合わせて、これまでに計約900個を提供した。鈴木さんは「大切な人を亡くし、目を真っ赤にしている方もいる。眼鏡があれば入る情報が増えると思います」。今後は、岩手県大船渡市や宮古市などを回り、支援活動を続けるという。(渡辺丘)

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