2011年4月19日8時3分
国土地理院は18日、東日本大震災の津波で浸水した面積が青森から千葉までの太平洋側6県62市町村で、合計が561平方キロに達した、と発表した。東京23区の面積の9割、大阪市の2.5倍、福岡市の1.6倍、名古屋市の1.7倍にあたる。
面積は、航空写真や衛星画像を判読した。これまで青森県から福島県沿岸まで507平方キロと見積もっていたが、福島県の一部、茨城県と千葉県の浸水域を付け加え、被害の全容を示した。最も被害が大きかった市町村は宮城県石巻市の73平方キロ。宮城県は327平方キロで被害全体の半分以上を占めた。(松尾一郎)