2011年4月18日22時53分
日本自動車工業会は18日、国内で生産された自動車の放射線量を検査する基準を公表した。原発事故以降、とくに海外では、日本の工業製品への放射性物質の影響に懸念が出ていた。業界として明確な統一基準を設けて、風評被害を防ぐ狙いがある。
すでに各社は独自に検査している。放射線量に問題は出ていないが、今後は自工会の基準に従って検査する。新たな基準の内容は、船積み1隻につき10台程度をサンプリング調査する▽車体外側はボンネット中央部とタイヤ周辺を、車内はハンドル付近を測定する、など。