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津波被災現場にも仮設住宅建設可能に 宮城・南三陸町

2011年4月18日3時0分

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 宮城県が、津波被害を受けた同県南三陸町内の小中学校の校庭に、被災者向けの仮設住宅を建設する方向で検討していることがわかった。正式に決まれば、同町内での入居が早まることが期待できる。

 県全体で仮設住宅3万戸が必要とみている宮城県は、国土交通省の「津波被害を受けた土地での建設は認めない」との方針に沿って用地選定を進めていた。

 しかし、高台での用地確保が難しく、地元に住みたいとの住民感情も根強い。町も「子どもたちが学んでいる小中学校で建設を認めないのはおかしい」と県に陳情していた。今回の方針転換はこうした事情を考慮したとみられる。

 県が新たに予定地として選んだのは戸倉中学校と伊里前小学校の敷地内。2校とも高台にある。校舎の一部は津波の被害を受けたが、背後に山があるなど避難経路が確保できる。

 町内には1126戸の建設を予定。県には津波被害を受けた小中学校(跡地も含む)計5校を285戸分の候補地として挙げていた。県は当初、この5校が津波の被害を受けていたことから候補地から外す旨を町に伝えていた。(浦野直樹)

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