2011年4月15日19時42分
中部国際空港は15日、3月の旅客数(速報値)が前年同月比14%減の77万1千人だったと発表した。5カ月連続の前年割れ。特に国内線は東日本大震災の影響で同21%減の36万4千人に落ち込んだ。
1日5往復の仙台空港への路線が運休中のほか、旅行を控える人が増えた。国際便は同6%減の40万7千人。原発の放射能漏れで外国人の出国が相次ぎ、旅客数の減少は抑えられた。
また、同社は2010年度の利用実績も発表。旅客数は前年度比1%減の921万人で、過去最低だった。減少は5年連続。円高で旅行やビジネス客は回復傾向だったが、震災後は状況が一変した。