2011年4月15日1時26分
食品の放射能汚染問題で、枝野幸男官房長官は14日、栃木県産のかき菜について原子力災害対策特別措置法に基づく出荷停止措置を同日付で解除した、と発表した。解除は福島県会津地方の原乳、群馬県産のホウレンソウ・かき菜、茨城県産の原乳に続き4例目。
栃木県産のかき菜は、3月19日に採取された検体で基準(1キロあたり2千ベクレル)を超える放射性ヨウ素が検出され、同21日に出荷停止が指示された。4月13日までの3回の検査で基準を続けて下回ったため解除された。同県産のホウレンソウの出荷停止は継続される。
かき菜は北関東を中心に栽培される伝統野菜。栃木県内では佐野市のみで、年間200トンが生産される(2008年)。