2011年4月14日10時48分
昨年の秋、芝居を書くため岩手に1週間ほど滞在しました。被災地の映像を見ると、その時お世話になった方々の顔が浮かんできて涙がわき上がります。でも泣いてばかりはいられません。私たちが動かなければ。
すぐ「非戦を選ぶ演劇人の会」で募金をし、現地で活動する団体に渡しました。避難した人たち、特に乳幼児を抱えた母親たちが少しでも安らげるように、豊かな温泉がある山形の旅館などで休んでもらう仕組み作りも始めます。
山形は私のふるさとです。
東北人はまじめで、我慢強い。いまは、もうこれ以上は頑張れないほど頑張っているはずです。つらいでしょう。でも希望を捨てずに、もう少し待っていてほしい。私たちが頑張りますから。
東京では店頭で品薄になっている食品があり、電気も足りなくなっています。都会の食べ物もエネルギーも、東北が支えてきたのだということを、みんなが身をもって知りました。恩返しをする時だと思っています。