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原発事故レベル7、各国懸念 情報提供遅れに不満も

2011年4月12日23時23分

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 福島第一原発の事故が12日、「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げられたことに、海外からも反応が相次いだ。

 中国外務省の洪磊副報道局長は、12日の定例会見で「報道を注視している」と言及。「日本が放射性物質漏れの状況について、世界各国に対し迅速かつ完全に正確に説明するよう希望する」と述べた。

 韓国外交通商省の報道官は12日、「早期に復旧できず、解決が遅れている状況を痛ましく思う」と発言。対応策については、12、13日に東京で開かれている日韓専門家会議の結果を待つ考えを示した。

 韓国内には日本からの情報提供が遅れたことへの不満もくすぶっており、12日の国会でも追及する質問が相次いだ。

 一方、フィリピン政府は12日、日本に滞在するフィリピン人に、福島第一原発の50キロ圏内からの避難を指示し、50〜100キロ圏からの避難を勧告した。国外避難のためのチャーター機も用意し、第1便を17日に新潟空港から出発させるという。(北京、ソウル、マニラ)

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