2011年4月12日17時42分
福岡、佐賀、大分3県の7病院が11日、東日本大震災で被災した人を事務職員などとして計30〜50人採用すると発表した。
募集期間は5〜8月。70歳未満で九州に転居可能な人が対象。病院や関連の福祉施設に勤務する。住居は職員用住宅や公的住宅を紹介し、各施設の規定に沿って給与を支給する。勤めていた病院が被災して出勤できない状態の場合、籍を置いたまま出向の形をとることも可能という。入院や入所が必要な家族がいる人には希望に沿った病院や福祉施設も紹介する。
7病院は、済生会福岡総合病院、九州大学病院、原土井病院(以上、福岡市)▽済生会八幡総合病院(北九州市)▽おんが病院(福岡県遠賀町)▽済生会唐津病院(佐賀県唐津市)▽大分赤十字病院(大分市)。
発起人の一人、杉町圭蔵おんが病院長は「安心して生きていくためには職が必要。これを契機に支援の輪を広げたい」と話す。問い合わせはおんが病院(093・281・3810)へ。