2011年4月12日10時38分
12日午前6時40分ごろ、東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1〜4号機の放水口近くにある「サンプリング建屋」から火が出ているのを東電社員が見つけ、消防に通報した。海水の分析をする装置のバッテリーなどが焼けたが、7時ごろまでに鎮火した。けが人はなかった。
東電によると、周辺の放射線量や原子炉への注水などに影響は出ていない。前日夕の地震の影響を調べていた作業員が発見した。装置は3月11日の震災で津波をかぶり、建屋の屋根などがさらわれていた。現在は使われていなかったという。