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ユネスコに響く震災レクイエム 音楽家110人が結集

2011年4月12日9時3分

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写真:ユネスコ本部で演奏する日本人音楽家ら=稲田写す拡大ユネスコ本部で演奏する日本人音楽家ら=稲田写す

 東日本大震災の被災者を支援するチャリティーコンサートが10日、ユネスコのパリ本部で開かれた。パリ国立高等音楽院などで学んだ日本人音楽家らの呼びかけで、フランスを代表するオーケストラのメンバーを含む約110人が結集。犠牲者への悼みと復興への願いを演奏に込めた。

 「弦楽のためのレクイエム」(武満徹)、「ピアノ協奏曲ト長調」(ラベル)、「交響曲第9番『新世界より』」(ドボルザーク)の3曲を披露。昨年のジュネーブ国際音楽コンクールで優勝した萩原麻未さんもピアノを弾いた。

 コンサートの発起人のひとりで、指揮者を務めたパリ在住の阿部加奈子さんは「熱い心を表したという点では200%の出来栄え」。フランスで福島第一原発の事故への関心が高いこともあり、「日本人としての故郷を思う気持ちを超え、自然と人の共存について考える機会にしたかった」と述べた。

 コンサートで集まった義援金は被災した学校の支援のため、日本ユネスコ協会連盟に全額寄付される。(パリ=稲田信司)

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