2011年4月10日17時59分
網本麻里さん
3月下旬から5日間、知り合いがいる福島県郡山市の避難所でボランティアをしました。私は大阪在住ですが、東北には車いすバスケットボールの仲間がいるので、東日本大震災をひとごとにしたくなかった。電車とバスを乗り継いで単身で行きました。
子どもたちと折り紙やけん玉をして遊びました。自分がゴールになってポートボールもしました。高齢者の方とも話したり歌ったり。初めてのボランティアで不慣れなこともあったと思いますが、受け入れてもらえました。
避難所で一番感じたことは、被災された方々の強い気持ちです。一日でも早く元の生活に戻りたいと、前向きでした。私が車いすバスケットの選手と知ると、「応援するからね」と声をかけてくれました。皆さんのことが心配で行ったのに、逆に私が元気をもらったんです。
みんなで力を合わせ、一日でも早く復興しましょう。被災者の方は毎日つらいことがあると思うのですが、早く笑顔になってほしいと思います。私に声をかけてくれた皆さんのためにも、私は一生懸命、自分のできる最高のプレーをしていきます。