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日本三景・松島、復興への一歩 瑞巌寺の拝観再開へ

2011年4月9日14時57分

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写真:参拝が可能になる瑞巌寺の参道を修行僧が掃除していた=7日午後、宮城県松島町、高橋雄大撮影拡大参拝が可能になる瑞巌寺の参道を修行僧が掃除していた=7日午後、宮城県松島町、高橋雄大撮影

写真:拝観再開に向けて準備が進む瑞巌寺=7日午後0時10分、宮城県松島町、松本写す拡大拝観再開に向けて準備が進む瑞巌寺=7日午後0時10分、宮城県松島町、松本写す

写真:営業再開に向け、店内を片付ける商店主=7日、宮城県松島町、松本写す拡大営業再開に向け、店内を片付ける商店主=7日、宮城県松島町、松本写す

 日本三景の一つ、宮城県の松島で、観光関連施設が再開に向けて動き始めた。復興の先導役にもなりそうだ。

 国宝・瑞巌寺(ずいがんじ)は10日、拝観を再開する。参道の途中まで津波が来たが、本堂など建物に大きな被害はなかった。倒木を撤去するなどの準備を進めてきた。千葉洋一・総務課長は「地域の人々の励みになりたい」と話す。

 松島湾の観光遊覧船は20日、「マリンピア松島水族館」は23日、それぞれ再開を目指す。松島町企画調整課の小松良一課長は「松島から東北、宮城県は元気だとアピールしたい」と意気込む。

 観光の中核施設の再開をにらみ、周辺の土産店や飲食店なども準備に追われる。飲食店「漁師の海鮮丼」を営む佐藤貞勝さん(57)は、津波で東松島市の自宅を失った。店舗でも窓や床にこびりついたヘドロや油を取り除くのに1週間ほどかかったが、「前を見ていかないと、仕方がないもの」。人出を見て、限定メニューで営業を再開する。(松本紗知)

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