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日本からの食品禁輸、インド見送り 放射能検査は厳格化

2011年4月8日21時49分

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 インド政府は、福島第一原発の事故を受け、日本からの食品輸入を3カ月間停止するとした方針を事実上撤回し、禁輸は当面実施しないことを決めた。

 インド政府当局者によると、保健省傘下の食品安全基準局が5日、放射能の専門家などの意見を踏まえ、全面禁輸を勧告。保健省は、禁輸を即日実施すると発表した。しかし、最終的な判断権限を持つ商務省は7日、日本からの輸入食品の放射能汚染が確認されたわけではないことを理由に、禁輸は当面見送ることを決めたという。

 その代わり、輸入食品が汚染されてないことを証明する書類の添付義務づけや、放射能検査の厳格化で対応する。

 全面的な食品禁輸措置は各国の対応と比べて極端に厳しく、インド政府に対し、日本政府は再考を求めていた。(ニューデリー=武石英史郎)

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