日本オリンピック委員会は8日、東日本大震災の被災者支援のため各競技団体から集めた防寒着など約1万1千点を岩手県陸前高田市に送った。東京都北区のナショナルトレーニングセンターで合宿している選手やスタッフらが、支援物資の入った511箱を10トントラックに積み込んだ。
フェンシングの2008年北京五輪代表で、宮城県気仙沼市出身の千田健太(ネクサス)も参加した。陸前高田市在住の親友や、親戚を震災で亡くし、練習に集中できない状態という。「物資はまだ足りないと思うけれど、被災者の方に少しでも使っていただければ」と語った。