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年金2.5兆円を復興へ流用案 厚労相「首相に従う」

2011年4月8日12時46分

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 東日本大震災復興のための第1次補正予算の財源に、基礎年金の国庫負担分のうち2.5兆円を充てる案が政府内で出ていることについて、細川律夫厚生労働相は8日の閣議後会見で「公的年金は重要だが、復興も国家的な最大の課題。総合的な判断がされるだろう」と述べ、菅直人首相の判断に従う考えを示した。

 政府は年金財源のうち、特別会計などの「埋蔵金」で確保した2.5兆円の流用を検討しているが、細川氏は「直接相談を受けた事実はない」とした。財源が確保できなければ、将来支給される年金額が減る可能性があるが、新しい財源については「まだ申し上げられない」と言った。

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