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女川原発で外部電源2系統途絶 東通原発は非常用稼働

2011年4月8日0時52分

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 経済産業省の原子力安全・保安院は地震を受けて、午前0時20分すぎから会見。青森県六ケ所村の使用済み燃料再処理工場と、同県東通村の東北電力東通原子力発電所では外部電源が遮断されたが、非常用発電機が稼働している、と明らかにした。再処理施設はまだ稼働しておらず、東通原発1号機も定期点検のため停止中だった。

 3月11日の東日本大震災以降、危機的な状況に陥っている東京電力の福島第一原発のほか、太平洋沿岸にある女川(東北電力、宮城県)、福島第二(東京電力、福島県)、東海第二(日本原電、茨城県)の各原発はいずれも停止したまま、稼働していないが、保安院によると、今回の地震では異常が報告されていない。

 女川原発につながる外部電源3系統のうち、2系統は通じなくなっているが、1系統では給電が続いているという。また、福島第一原発周辺の放射能モニタリングでも、今回の地震を原因とする異常値は観測されていない。

 保安院によると、福島第一原発の1〜3号機で続いている、原子炉への注水作業も問題なく進められているという。敷地内で働いた作業員は全員、外気を入れない特殊な構造となっている、重要免震棟に退避し、けがなどはないという。

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