2011年4月6日19時17分
日本サッカー協会の田嶋幸三副会長は6日、東日本大震災の影響で日本代表チームの出場辞退を申し入れた南米選手権(7月・アルゼンチン)について、「アルゼンチン協会などから日本の復興を手助けしたいので出場して欲しいと言われている。日本協会としてどんな案が作れるのか考えたい」と話し、出場の可否を再検討する考えを示した。
同選手権を巡っては、日本協会の小倉純二会長が南米連盟に対して、7月のJリーグ開催で代表チームの編成が困難なために出場辞退を申し入れた。だが、南米訪問中に同選手権ホスト国でもあるアルゼンチン協会のグロンドーナ会長から「日本を応援したい。日本が出ないことはあり得ない」と再考を促されたという。
このため、小倉会長から6日、田嶋副会長に再考の指示があった。田嶋副会長は「出場するからには20歳以下(U20)代表などはあり得ない。ザッケローニ監督が率いるのが日本のA代表。どんな案が作れるのか考えたい」と話した。今後は11日の日本協会常務理事会などで改めて協議するという。